エアコンがガタガタと揺れるときの原因と解決方法
- エアコン工事
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目次
1.室内機と室外機のどちらが揺れているのか調べる
2.室内機の揺れの場合
3.室外機の揺れの場合
4.揺れていない場合(内部から異音が出ている)
1. 室内機と室外機のどちらが揺れているのか調べる
まずは、揺れている場所を詳しく調べましょう。室内機と室外機のどちらかが振動しているはずです。どちらも揺れていない、内部からガタガタ音がしている場合は 4.揺れていない場合(内部から異音が出ている)で詳しく説明していますので、そちらも確認してみてください。
2. 室内機が揺れている場合
室内機の振動の場合は、カバーやフィルターがしっかり取り付けられていない可能性があります。最近、カバーを開けてフィルター清掃をしたなど心当たりのある方は、ぜひカバーとフィルターがしっかりはまっているか確認してみてください。しかしながら、室内機が揺れている時は、室外機の振動が原因の場合が多いです。念のため室外機も確認した方が良いでしょう。
3. 室外機が揺れている場合
エアコンを使っている間、室外機は常にファンやモーターが動いている状態になりますから、多少は振動しています。問題はそれがどのくらいの大きさかということになります。眠れなくなるような、あるいは近所迷惑になるような騒音であれば、対処しないわけにもいきません。
(1)故障ではないケース
エアコンの稼働中、室外機は常に多少振動しています。エアコン自体は正常に稼働しているのに、周辺の環境のせいで大きな音がしてしまうケースがあります。
上に鉢植えなどを載せている場合、それを取り除くだけで音が解消することもあります。壁や床に音が響きやすいのであれば、防振ゴムを室外機の下に設置して音が抑えられることもあります。
今すぐにどうにかしたい場合には、室外機の上に重くて音が響きにくいものを置いて、揺れを無理やり抑え込むという手段もあります。水を入れた大き目のペットボトルなどが用意しやすいでしょう。ただしこの方法は、長期的に見るとエアコンの寿命を縮める場合があるので、あくまでも応急処置です。後日きちんと専門家に相談するようにしましょう。
(2)故障しているケース
何年か使用していて急にうるさくなったという場合には、室外機のパーツが劣化している可能性があります。あるいは、異物が入り込んだことによる騒音の可能性もあります。この場合、自分で判断するのは難しいので、必ずプロに相談しましょう。
4. 揺れていない場合(内部から異音が出ている)
室内機も室外機も揺れていないときは、室内機の内部に原因があるかもしれません。運転開始時に一時的に出る音であれば、部品が動く音なので問題ありません。 エアコンをつけていないときにも内部で音がする場合は、ゴキブリなどの虫が入り込んでしまっているかもしれません。殺虫スプレーはエアコンを故障させてしまうリスクがありますので、直接使わない方がいいでしょう。 従来はバルサンのような燻煙材をお勧めしていましたが、今はワンプッシュで手軽に同じ効果を得られるスプレーも出てきました。ワンプッシュして部屋を閉め切ったままエアコンを稼働すれば、追い出し効果が期待できます。 虫などはドレンホース(エアコン内部で発生する結露水を排出するためのホース)から入ってきた可能性が高いです。無事追い出せた後は、ドレンホースの先につける防虫キャップの取り付けをおすすめします。