知っておきたい!エアコン配管の再利用のリスク

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エアコンを使うときに冷媒ガスの通り道になる配管。

配管はエアコンの部品の中でも重要なところで、また劣化しやすい部品でもあります。

基本的にエアコン工事を行うときは今まで使っていた配管は回収して、新しい配管を取り付けますが、使っていた配管の状態によっては再利用できることもあります。

但し配管の再利用は禁止されていないものの、メーカーや業者からはあまり推奨されていません。

今回は配管の再利用に起こりえるリスクを見ていきたいと思います。

リスクってどんなことがあるの?

一つ目は配管の劣化により破損し、配管から冷媒ガスの漏れが起きることです。

配管は冷媒管と呼ばれるガスを送るための断熱材で覆われた銅管とエアコンを使っているとエアコン内部に水がたまっていきます。
そのため、たまった水を外に排出するための排水ホース(ドレンホースとも呼ばれる)を組み合わせて使います。

排水ホースも銅管も使っているうちに劣化していくので、性能が落ちていきます。
排水ホースは破損すると水漏れの原因になることがありますが、銅管は破損すると冷媒ガスが漏れ出す原因になります。

この冷媒ガスは人体に悪影響があるだけでなく、自然環境にも悪影響を及ぼす原因にもなります。

二つ目は配管内の汚れの蓄積によるエアコンの性能低下です。

配管は使うたびに水滴やゴミ、ホコリなどがたまっていき、配管内が汚れていきます。
この状態でずっと使っていると配管の汚れがエアコンに逆流して、エアコンの不具合や故障の原因になってしまうこともあります。

引越しの際に配管の洗浄をして再利用すると、ある程度は改善できることもありますが、使っているうちに再度配管の中が汚れていくので、一番良いのは新しい配管に取り替えることになります。

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まとめ

エアコンの配管は取り付け時にも水滴が残っているだけでも、エアコンに不具合や故障などの原因になってしまうことがあるとてもデリケートな部品になります。

再利用ができるといっても、配管の状態によっては新品エアコンがすぐ壊れてしまうこともおきてしまうことがあります。

引越しや新品エアコンを購入して取り付けを行うときは業者に配管の状態が再利用できるかどうかをチェックして結果を聞いて、再利用か新しくするかを判断することで、エアコンに起こる不具合や故障のリスクを多少は減らすことができると思います。

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