冷房よりも除湿(ドライ)の方が電気代が安くなるという話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし実はエアコンによって、除湿の方がお得な場合と冷房の方がお得な場合があります。
そこでこの記事では、あなたの家のエアコンの場合、除湿と冷房どちらの方が電気代を節約することができるか、わかりやすくご紹介してきます。
そもそも除湿(ドライ)と冷房の違いは?
除湿も冷房も室温を下げる機能があるため、同じように使われがちですが、
- 除湿は部屋の湿度を下げる機能
- 冷房は室温を下げる機能
と明確に役割が違います。
加えて除湿(ドライ)には2種類あり、除湿の方法によって電気代も変わってくるため、まずはこの2つについて把握する必要があるのです。
除湿(ドライ)には『弱冷房除湿』と『再熱除湿』の2タイプある
エアコンの除湿方法には、
- 弱冷房除湿
- 再熱除湿
の2つがあります。
まず弱冷房除湿ですが、こちらは冷房と同じ仕組みで室温を下げながら除湿するモード。
一方で再熱除湿は、冷やした空気をエアコン内部で再び温めてから部屋へ送り出す除湿になります。
そのため再熱除湿の方が、再度空気を温める分、電気代が高くなってしまいます。
冷房・弱冷房除湿・再熱除湿で最も電気代を節約できるのは?
この3つを電気代がお得な順に並べると、
- 1.除湿(ドライ):弱冷房除湿
- 2.冷房
- 3.除湿(ドライ):再熱除湿
となります。
除湿モードを把握し、上手く電気代を節約しましょう。
家のエアコンの除湿タイプを見分ける方法
除湿方法を見極めるには、
- 『カラッと除湿』や『さらら除湿』など除湿モードが2つ以上ある
- 説明書を見る
- メーカーに問い合わせる
などの方法になりますが、基本的に『再熱除湿』はエアコンの中でも上位機種に搭載されているモードです。
そのため10万円以上するような高級エアコン以外であれば、除湿(ドライ)=弱冷房除湿の可能性が高いと言えますね。
エアコンはクリーニングすることでも電気代を節約できる
自宅のエアコンを弱冷房除湿にしていても電気代がお得にならない場合は、
- エアコン自体の性能が低下している
- ホコリやカビなどの汚れから本来の性能を発揮できずにいる
などの可能性も考えられます。
そのためエアコンの電気代が気になる場合は、ぜひ一度プロのエアコン業者へクリーニングや買い替えの相談をしてみるのもオススメです。