エアコン取り付けや取り外しにかかる時間はどれくらい?目安はこれ!
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エアコンの取り付け工事にかかる時間について、皆さんはどの程度を想定されるでしょうか。
工事当日に必要な時間や、外出予定がある場合にどれくらいの余裕を持てば良いかを把握していないと不安だ!と感じる方はあなただけではありません。
そこで今回は、エアコンの取り付けおよび取り外し工事の所要時間の目安や、工事が予定より長引く場合の要因について詳しくご紹介いたします。
エアコンを取り付ける際の所要時間は?
段取りの問題も存在しますが、一台につき大体完了までは約1時間半かかります。
作業工程は以下になります。
1. エアコン室内機の設置
2. 配管パイプの接続
3. 室外機の設置
4. 真空引き作業
5. 試運転
6. 後片づけ
■室内機の設置について
室内機の設置に際しては、天井から上端までに最低でも5cm以上のスペースを確保しましょう。
一部の機種では10cm以上のスペースが必要な場合もあります。理由は、室内機を壁掛け金具に掛ける作業を円滑に行うため、および上部の給気部を遮らないようにするためです。
また、メンテナンスの観点から、室内機の両側には5cm以上の余裕を設けてください。
機種によっては10cm以上のスペースが求められることもあります。
さらに、配管穴の位置が室内機よりも高い場合、排水の逆流が発生し、水漏れの原因となる可能性があります。
配管穴の位置と室内機の位置、およびその寸法の確認をしておくと、トラブルが少ないでしょう。
■室外機の設置について
屋外に設置するエアコン室外機の長寿命と安全性を保つため、雨天時の水浸しや絶縁の確保を目的として、樹脂製の台座を使用しています。(標準設置工事:庭やベランダへの設置の場合)
そのため、カタログや説明書に記載されているサイズよりも、設置後の高さや奥行きが大きくなることがあります。
さらに、室外機の設置場所の温度は、エアコンの効率に影響を与えます。
極端な高温や低温の場所は避けて設置することをお勧めします。
また、室外機の前面からは暖房時には冷風、冷房時には温風が排出されます。
前面をふさぐと、これらの風を再循環してしまい、効率が低下するだけでなく、故障の原因にもなるため、前面には十分なスペース(目安として25cm以上)を確保してください。
●高さ:室外機サイズ+約10cm
●奥行き:樹脂製台のサイズ(約40cm前後、使用する台によって異なる場合があります)
その後、配管内の真空引きを行い試運転で冷暖房を稼働し、確認できれば完了です
化粧カバーや配管が延長される場合は当然、それ以上かかる形になるため、追加料金が発生することも多いです。
エアコンを取り外す際の所要時間は?
一般的なエアコンの取り外し作業は、通常30分程度で完了しますが、
設置場所の状況が特殊であったり、天候の影響を受ける場合は、作業時間が変動する可能性があります。
そのため、業者が到着してから作業を完了するまで、1時間程度の余裕を見ておくと安心です。
室内機と室外機の距離が長い場合、作業にはおおよそ2~3時間程度かかることが一般的です。
また、室外機を屋根の上に設置している場合は、足場の組立時間が必要となるため、さらに時間がかかることを見込んでおく必要があります。
作業時間を短縮したい場合は、業者が作業しやすいように室外機周辺の物を移動させるなど、事前の準備を行うと良いでしょう。
エアコンを取り外す際の作業工程は以下になります。
1.ポンプダウン(エアコン内部の冷媒ガスを回収)
2.室内機の取り外し
3.室外機の取り外し
4.配管パイプの取り外し
5.作業後の清掃
追加工事が発生するケース
多くの家庭で、手間取ることが多いのはエアコンの取り付けの方です。大抵は依頼主が標準工事でどの範囲まで行ってくれるかを把握していないことも多く、素人判断で簡単だと意識されてしまうからとなります。
従って工事をする前には、作業するスタッフの方の念入りな説明を受けることがポイントです。
壁に穴を空けるにせよ、壁に固定するにせよ、住宅の構造によっては違いが生じることもあります。
また希望する場所に室内機を設置する場合、その周辺環境次第では行い辛いケースも見られます。
そのため取り付けには、目安よりも時間に余裕をもって依頼することが重要です。
まとめ
エアコンは取り外しよりも取り付けに時間がかかるケースが多いです。
そのため依頼する上では、必ず余裕を持って依頼することがポイントとなります。
一方では環境面などで予定よりも早く完了するケースも存在しますが、それでも目安より10分程度が短縮されるのみと意識した方が無難です。