夏場になると蚊が部屋の中に入り込んでしまって、自分の知らないうちに血を吸われていることがあります。
手で叩いたり殺虫剤を使ったりしても、すでに血を吸われた後では意味がありません。
では、血を吸わせないためはどうすればいいのか、ということでエアコンを対策として使ってみましょう。
蚊が発生しにくいエアコンの温度は?
エアコンを使い室温を下げれば、そこにいる蚊にとっては心地よい環境とは言えなくなります。
人間の体温や息に引き寄せられる習性はありますが、動きが鈍くなれば吸血はしにくくなります。
では、吸血しにくい温度は何℃かというと、ある実験では吸血をするのは18℃からという結果が出ています。
そして15℃以下になると活動は鈍るので、それよりも低く設定しておけば大丈夫です。
とはいえ、15℃以下となれば、夏の薄く露出の高い服では寒くて耐えられそうもありません。
猛暑、酷暑と言われるほどに暑い夏であれば、部屋の外と中の気温差がひどくて体調を崩す可能性もあります。
血を吸われたくないと思ったとしても、完全に動きを止めるのではなく少し動きが鈍る程度の気温に設定したほうがいいです。
20℃前後であれば、人も過ごしやすく吸血をされることも少なくなります。
蚊が活動し始める時期と温度
生き物には、活動に最適な温度が存在します。
人間であれば何もしないときで25℃あれば、快適に過ごすことができます。
では夏場になると血を吸い激しいかゆみをもたらすあの害虫はどうなっているのかというと、気温が10℃を超える4月頃から姿を見せ始め、寒くなる11月頃になると消えます。
18℃を超えてから吸血をし始め、20℃台半ばになるとその活動は最も活発になります。
そして31℃くらいまでは元気に飛び回り35℃を超える高温になると、再び活動が鈍ります。
ですから、夏の暑い陽気を感じさせる7月、8月頃に吸血されやすいわけですが、35℃以上の猛暑・酷暑といわれる日だと姿を見かけにくくなります。
エアコンが急に故障しないようにクリーニングしておこう
エアコンを使えば、吸血されにくくなるわけですが、いざ使うときに故障しては何もなりません。
ですからエアコンクリーニングはやっておきましょう。
というのも室内の空気を取り込み、温度を下げて送り出すという仕組みなので、その過程で多くのホコリやゴミを吸い込みます。
そのため機器の内部に汚れがたまりますし、カビが生えることもあります。
長年放置していると、そういった汚れが部品で固まっていき、嫌な臭いや菌を含んだ冷気が送り出されます。
それに、部品の劣化や詰まりにより故障するかもしれません。
そこで徹底的に掃除をしたいところですが、素人でできるのはせいぜい取り外せるフィルターくらいです。
より内部を洗浄したいならば、エアコン分解洗浄できるプロへ任せましょう。
プロなら分解もできる技術を持っていますから、エアコンクリーニング後の仕上がりが通常のそれより良くなります。
おわりに
エアコンを効果的に使うことで蚊の活動を鈍らせることができます。
また、蚊の活動が鈍っている条板であれば蚊を退治することもいつもより容易でしょう。
気分や体調を害しない範囲の中で蚊への対策としてエアコンを活用するのも1つのアイデアです。