手順を間違えると大問題に!?ポンプダウン作業とは?
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エアコンの工事の作業で特殊なのがポンプダウン作業です。
これはエアコンの移設や取り外しの際に配管や室内機などに残っている冷媒ガスを室外機に全て移して、一時的に保管して、持ち運びできるようにする作業のことをいいます。
この作業をしていないとエアコンに異常が起こることも含めて、さまざまな問題が発生してしまいます。
今回はポンプダウン作業の注意点と、不具合が発生したときに何が起こるかを説明したいと思います。
なぜポンプダウン作業が必要なのか?
なぜポンプダウン作業が必要なのかというと、 ひとつはポンプダウン作業をしないとエアコンを移動させたときに冷媒のガスが外に出ていき、エアコンを動かすのに必要な量が足りずに十分にエアコンが能力を発揮できなくなることがあります。
もう一点は冷媒ガスはフロンガスと呼ばれるもので、このガスが大気中に出てしまうと地球のオゾン層にダメージを与え、破壊してしまいます。
どちらも大事なことですが特に後者は地球温暖化の原因になっており、人だけなく自然環境にもダメージを与え、気候の変化や生態系の変化などの原因にもなってしまう可能性があります。
次にポンプダウン作業の前に注意しておく点は2つあります。
まず 1つ目は作業前には必ず冷房運転が必要になる点です。 この作業は配管や室内機に付着しているオイルをガスと一緒に室外機に持っていくために行います。
これをしていないと冷媒ガスと同じでエアコン内にオイルが十分にいきわたらずにエアコンが性能をキチン発揮することができません。 また冬などの寒い時期にする場合は、冷房がうまく機能しないことがあるため強制冷房運転をしてから行います。
強制冷房運転はメーカーによってやり方が異なるので注意が必要です。
もう1つがポンプダウン作業はとても危険な作業であるという点です。
ポンプダウン作業で室内機から室外機に移動・回収するのは上記にも書いてありますが冷媒ガスやオイル等になります。
どちらも取り扱いに十分注意しないといけないものです。
ポンプダウンの作業は配管外しや室外機のボルト外しが作業に含まれており、その過程できちんと処理がされていないとガスやオイルの漏れが発生してしまうことがあります。
そのことにすぐ気づき、適切な処理をすればいいですが、 万が一気づかないまま作業を続けてしまうと室外機が爆発するなどの事故につながる危険性があります。
まとめ
ポンプダウン作業もそうですが、エアコンの取り外し、取り付けに関する作業はとても知識や技術がいる作業になっています。
確かにやり方をしっていればできる作業ではあるのですが作業のやり方を知っているのと実際に問題なく終わるかはまた別の問題になりますので、
専門的な作業は当社へご相談いただくことをおすすめします。