壊れたりすることもある!?台風発生時にエアコンを使うことの影響
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1年に数回は発生する台風、雨・風ともに普段の何十倍の強さや勢いがあり、台風が通った後の被害は環境や条件にもよりますが、たいてい大きな傷跡を残していきます。
また、大量の雨が降るということは、それに応じて湿度も、普通に雨が降るときよりもとても多くなります。
こういう急激に湿度がたまるときはエアコンを使って、湿度・室内の調整をしたくなりますが、普通の雨の日ならともかく、台風の日にエアコンを使って除湿・冷房を行うことは、エアコンが故障する原因になることもあります。
今回は台風のときにエアコンを使うとどういったことが起こりえるかを見ていきたいと思います。
エアコンの室外機の故障・破損
1つ目に起こりえることはエアコンの室外機の故障・破損です。
エアコンの室外機はモーターを動かしてファンを回し、室内機に空気を送り込んでいきます。
普段使う分にもなにもおきないのですが、台風時に使っていると回っているファンに台風からの強い風が直接あたり、ファンにモーターからの力と強風からの力がファンをはさむ様にあたり、結果ファンが割れてしまったり、折れてしまったりしてしまいます。
また、ファン自体に何もおきなかったとしても、モーターに負荷がかかって、モーターが逆回転したり、ファンに力が伝わらなくなりファンがとまってしまうこともあります。
その結果室外機に必要以上の力が入り、故障の原因になってしまいます。
エアコンの室内機に水の逆流
2つ目に起こりえることはエアコンの室内機に水が逆流してくることです。
エアコンを使っていると、室内機の中に水がたまっていきます。
普段であれば室内機にたまっている水は一定量になると、排水ホースを通して、外に排出されていきますが、台風などの強い風は、排水ホースの出口から入っていって、たまっていた水を逆流させてしまいます。
水の逆流自体は故障に繋がることにはなりにくいですが、寝ているときなどに逆流した水によって水漏れや異音がすると、
睡眠を妨げる可能性があります。
これを防ぐには排水ホースに逆流防止の弁を取り付けてやることで、エアコンの室内機から出る水は通して、外部からの異物・風の侵入を防ぐことができるようになります。
またそれ以外にもホースの中のホコリや、汚れを取ってやることで水が詰まるのを防いで逆流しにくくなります。
まとめ
湿度があるとどうしても、空調機器で調整したくなりますが、状況を見て使わないと予想外の被害が発生してしまうことがあります。
また、湿度調整の例としてはぬれてもいい場所(風呂場など)の窓を開けておくなどでも、多少ですが湿度の調整ができますので、参考になれば幸いです。