【知らなきゃ大損】エアコンのコンセントの延長・改造はしてもいい?

  • トラブル・豆知識
  • エアコン以外

エアコンを取り付けるときに専用コンセントを使用または増設する作業が必要になります。
この専用コンセントが実は非常に重要です。
増設をする際は金額がかかってしまいますが、迷わず設置しましょう。

通常のコンセントや延長コード、改造されたコードを使ってエアコンを使っていると、エアコンの故障はおろか、火災や漏電など、命を脅かす危険が発生することに繋がりかねません。

今回はなぜ電源コードの改造・延長がダメなのか見ていきたいと思います。

エアコンに専用コンセントが必要な訳

エアコンは通常の家電と異なり、非常に多くの電力を消費します。
そのため、通常のコンセントは複数のデバイスと回路を共有しているため、一つのコンセントに割り当てられる電力は専用のコンセントに比べて少なくなります。

そのため、供給できる電力が足りず、通常のコンセントでエアコンを使用すると、電力不足により頻繁にブレーカーが落ちたり、大量の電流が流れることで、同じ回線上の他の電気製品に悪影響を及ぼす可能性があります。
最悪の場合、コンセント周辺が過熱し、火災を引き起こすリスクもあります。

特に、同時に使用している他の家電製品との合計で平行プラグコンセントの最大電流15Aを超える場合、発熱や火災の危険性が非常に高くなるので絶対に使用しないようにしましょう。

一方で、エアコン専用のコンセントは、専用の回路で電力を供給するよう設計されています。
この専用回路を使用することで、エアコンに必要な電力を十分に供給することができ、事故のリスクを大幅に減少させることが可能です。
そのため、多くの販売店や業者は、エアコンの取り付けに専用コンセントの設置を推奨しています。

エアコンの延長コードは必ず適切なものを選ぶ

前述したように、一般家庭で使われるコードをエアコンに使用すると、発火の危険があります。

エアコンが高い消費電力を持つ家電であるため、一般家庭向けに設計された延長コードは、使用可能な電流の限界に耐えられず、エアコンのような高電力を必要とする機器には適しません。

エアコンなどの高消費電力家電を使用する際、購入した機器が専用のコンセントに接続できない場合には、専用の延長コードを使用することをお勧めします。
特にエアコンのような大きな電力を消費する家電に対応した延長コードがあります。
これらの専用コードは、高い電力負荷にも対応できるよう設計されており、安全に使用できます。

エアコン専用の延長コードは、通常のものよりも大きな最大許容量を持ち、電力消費量にしっかりと対応しています。
もしも延長コードが必要な場合は、使用するエアコンの消費電力を確認し、その電力に対応可能なコードを選ぶことが重要です。

専用の延長コードを使用する際、長さが過剰になることも考慮する必要があります。
このような場合には、専用のコンセントの設置工事を行うことを推奨します。
また、本体とコンセントプラグの適合性を確認することも重要です。
エアコンはメーカーによって消費電力が異なるため、異なる消費電力に対応するためにはコンセントの付け替え工事が必要な場合もあります。
そのため、エアコンの購入前に事前にこれらの点を確認することが重要です。

エアコンのコンセントの改造・無理なコードの延長はおやめください。

エアコンの電源コードの改造・無理なコードの延長は絶対におやめください。
エアコンの設置予定の場所によって、エアコンの電源コードの長さが足りない場合があります。
事前にわかっていれば、対応を考えることができるのですが、取り付け作業中にわかると難しく、現場の判断で手持ちの電源ケーブルを使い、銅線をむき出して、エアコンの電源コードにつなぎ合わせて、延長していることがあります。

これは非常に危険で、使っているうちにむき出しになっている銅線から火花や焦げたにおいが発生していき、出火・火事などの事故、また、エアコンの故障になる不具合が発生することもあります。

まとめ

こういういった電源コードの改造がされているのが分かったときは、知識があって自分ではやろうとせずに、必ず業者の方に頼むようにしてください。

>エレコンへ無料相談する

 

この記事の関連キーワード